2021年度 受験総括

コロナ禍で初めてのイベントばかりの一年でした。

休校から始まり、オンライン授業、夏休み・冬休みの短縮、学校行事の縮小。手洗い、マスク、消毒、ソーシャルディスタンス、対面授業とオンライン授業の選択制、実は何もかもが例年と違う一年でした。今となっては不思議なもので、従来からやっていたかのように、しっかりとコロナ対策を実施しつつの毎日を送っています。

そんな中での受験でした。例年以上の「不安」に対し、我々講師、そして塾生もご家庭も大きな「覚悟」を持って挑んだ受験だったと思います。塾生にもご家庭にも改めて、「お疲れ様でした。ありがとうございました。おめでとうございます。」…そんな一年でした。

さて、今年の高校受験ですが、第一志望校に8割以上の塾生が合格し、全員が第一志望校または第二志望校に合格できました。全員第一志望校合格の目標には届きませんでしたが、今年度の経験は来年度に生かし、改めて全員第一志望校合格の目標に挑戦します。

得たものもあります。ICTを上手く活用できるようになりました。4月1日〜3日には、塾生向けの高校入試説明会をご家庭でもご覧いただけるようオンラインでライブ配信します。より広く、早めに高校受験の仕組みを理解して、目標設定してもらうためです。この地域の個人塾では当塾だけかと思いますが、電子黒板も導入しました。試行錯誤し、もがき苦しむ中で、新しいもの得ていく。塾生もそうだろうと思っています。若い生徒たちの方が、我々よりも大きなものを得ていると信じています。

電子黒板の導入

コロナ禍の当初、営業自粛という全く授業ができない状態から、従来の対面授業の質を求めながらオンライン授業を開始し、感染対策に神経を使いながら今の対面授業とオンライン授業の選択制に至りました。当初はITを使って、オンライン授業を対面授業の質に近づけてと思っていましたが、私のIT活用に対する意識(親近感?)も変わり、今回はITを使って対面授業の質を上げる選択をしました。コロナ禍で、もがきながら試行錯誤する中で、塾としても、私自身としても、時代にあった変化、進歩ができたのではと思っています。

ちなみに、理科の実験映像や英語の音声など、電子黒板を使った授業は、塾生には好評です。もちろん、オンライン授業との相性も抜群です。

「厳しさは、優しさ。」の基本理念はそのままに、山本塾の良さはそのままに、上手くツールとして組み込んで、より楽しく、より分かりやすい授業をと思っています。